この家に住むようになってから一年後の今から四年前に植えたスモモ(品種:ビューティー)が去年から実をつけるようになって、今年は冬に(二月頃)剪定したのもあってか春には花をかなり付けた
ビューティーは受粉木に使われる品種なので咲いた分だけの実をつける。だからある程度実をすかす必要がある
それからうちのスモモはなぜか実をつけるはつけるのだが、木で熟すにつれて片側がぶつけたみたいに赤茶色っぽくなってしまう
原因が分からなかったので病気なのかと根を丈夫にするため(病気は弱った植物に発生しやすいので)春にたい肥と硫酸カリ、オルトランDXを根元に施し様子を見た
しかしやはり改善は見られず去年と同じように症状がでた
その部分をそぎ落とせば虫が入っているわけでもないので食べれないことはないのだけれど見た目的にあまりいいもんじゃない
だから去年と同じように青いうちに収穫し常温で完熟させることに…
今年分かったことは、完熟したものは症状が出るものと出ないものがあることと、症状が出るものは完熟するとその部分から蜜がぽつぽつと出るということ(肉眼で確認できる穴はない)
ネットでシンクイムシ、炭疽病、灰星病と写真を見て比較したがこれといって当てはまるものはない
切っても中に虫がいないのでシンクイムシでないことは確実だし、灰星病のように完熟してもカビが生えたようになんてならないからそれも違う
そうして調べていくうちに「これか?」と思うようなものを発見
「カメムシに汁を吸われる」うちでは夏も大根を蒔くのでカメムシが年がら年中いる
カメムシの種類も豊富で500円サイズのものから、緑、おなじみの茶色のもの、背中に人の顔みたいな赤い模様のあるものまでさまざま
割合としては赤いカメムシが多くこれがいろいろな実のなる植物にすがっては実を吸汁する
素人判断なのでカメムシかどうかはわからないので、来年からは一応、炭疽病と灰星病の予防薬のナリアWDGあたりを散布してみようと思う
青いうちに収穫したスモモはこんな感じ…
写真左上は前日収穫して熟してきたもの
大きさの比較
品種はビューティーだが、果皮は柔らかく味は甘くて美味しい
春(花が終わった頃)にオルトランDXをやったが収穫する頃には切れるのか木にはチャドクガっぽい人の指くらいある毛虫やガの幼虫が結構いた
スモモと同じころ植えたイチジクは今年も不作
この時期はカミキリムシの害が増えてくるので木の根元のチェックは欠かせない
追記(自分用覚え書き):今朝、再度症状の出ている果実を切って調べてみたところ、果皮付近に1mmくらいの虫(白い芋虫状の)がいて、果皮にもよくよく見ると針で刺したような小さな穴が開いていた。シンクイムシの被害ではないと思っていたが、どうやらヒメシンクイで間違いなさそうだ(シンクイムシはたまにリンゴの中心に入ってる1cmくらいのものを想像していたので、まさかヒメと普通のシンクイの大きさがこれほど違うとは思わなかったため)
スモモ可のヒメシンクイに効く農薬には
モスピラン水溶剤 が有効のようだ。来年からはそれを使用してみようと思う
炭疽病、灰星病殺菌剤=ナリアWDG
シンクイムシ類、アブラムシ類=ダントツ水和剤、モスピラン水和剤
またのー